庭の枕木は腐る!?枕木の特徴・種類についてご紹介!

「庭に枕木を敷いて、オシャレにしたい!」

そんなあなたは、枕木の種類や特徴をきちんと理解していますか?

枕木には、木製やコンクリート製、FRP製など、さまざまな種類があります。また、それぞれにメリットやデメリットがあります。

さらに、枕木は腐りやすいというデメリットもあります。そのため、枕木を敷く際には、腐敗を防ぐための対策が必要です。

そこで、今回は枕木の役割や種類、特徴、敷き方などを解説します。枕木の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。



枕木とは

枕木は、鉄道のレールの下に敷き、レールの軌道を一定に保ち、車両の荷重を分散させるための木材やコンクリート製の棒状の構造物です。

昔は、鉄道の路線を支える用途で使われてきました。しかし、近年では、庭や畑の境界線や、花壇の枠、玄関のアプローチなど、さまざまな用途で使われるようになりました。


メリット

デザイン性が高い

枕木は、木材やコンクリート、FRP(繊維強化プラスチック)など、さまざまな素材で作られています。そのため、さまざまなデザインや色合いの枕木を組み合わせて、お庭や玄関を自分好みにコーディネートすることができます。また、枕木は、庭や玄関のアクセントとして、また、境界線や花壇の枠など、さまざまな用途で活用することができます。デザイン性の高い枕木を取り入れることで、お庭や玄関をより魅力的に彩ることができます。


コストパフォーマンスに優れている

枕木は、丈夫で耐久性があるため、長期間にわたって使用することができます。そのため、初期費用はかかりますが、長い目で見ればコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

枕木の種類によって、コストは異なりますが、木材製の枕木は、比較的安価で購入することができます。また、コンクリート製やFRP製の枕木は、木材製の枕木よりも耐久性が高いため、コストパフォーマンスはさらに高くなります。



デメリット

経年劣化

枕木は、木材製のものが一般的ですが、木材は腐食や割れなどの経年劣化が起こりやすいというデメリットがあります。

木材製の枕木は、一般的に10年程度使用すると、腐ったり、木が割れたりするなどの経年劣化が起こると考えられます。そのため、定期的なメンテナンスが必要となります。

メンテナンスには、防腐剤や防蟻剤を塗ったり、塗装をしたりすることが有効です。また、枕木の下に砂利やブロックを敷いて、水はけを良くすることも大切です。


処分費用が高くなる

枕木は、木材製のものが多く、防腐剤や防蟻剤が塗ってあることが一般的です。そのため、廃棄を行う際には、特別な処理が必要となり、処分費用が高くなるというデメリットがあります。

木材製の枕木を廃棄する際には、自治体の指定業者に依頼する必要があります。指定業者は、枕木に付着した防腐剤や防蟻剤を適切に処理し、環境に配慮した方法で処分を行います。

枕木の処分費用は、枕木の量や種類、業者によって異なりますが、一般的な木材製の枕木の場合、1本あたり1,000円~2,000円程度の費用がかかります。



枕木の種類

中古枕木

中古枕木は、使用済みの枕木を再利用したものです。木材製の枕木が流通していた時代は、国産材が主流でしたが、現在は外国から輸入された輸入材が主流となっております。

中古枕木は、アンティークでナチュラルな風合いが特徴的です。また、新品よりも安価で購入できるというメリットもあります。


天然木枕木

天然枕木は、木材製の枕木のことです。木材の種類は、クリ、ヒノキ、ブナ、ヒバなど、さまざまな種類があります。

天然枕木は、自然の風合いが魅力的です。また、木材の種類によって、さまざまな色合いや木目を楽しむことができます。

天然枕木には、アンティークを出すためにエイジング加工されたものや、耐久性を高めるために防腐剤を染み込まされたものなどが流通しています。

天然枕木は、デザインや機能を維持するために、数年に1回のメンテナンスが必要です。メンテナンスには、防腐剤や防蟻剤を塗ったり、塗装をしたりすることが有効です。



コンクリート枕木

コンクリート枕木は、コンクリート製の枕木のことです。木材製の枕木に比べて、耐久性や耐腐食性に優れているのが特徴です。

近年では、ナチュラルな表面加工がされた木材のような質感のコンクリート枕木が増えてきました。また、さまざまなサイズや色・質感のバリエーションから選ぶことができるため、用途や好みに合わせて選ぶことができます。

コンクリート枕木は、腐食や害虫の心配がなく、半永久的に使用することができます。そのため、メンテナンスの手間がかからないというメリットがあります。

ただし、塗装が剥げてしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、耐久性も低下する可能性があります



FRP樹脂枕木

FRP樹脂枕木は、繊維強化プラスチック製の枕木のことです。プラスチック繊維を混ぜて強度を持たせた素材で、天然木やコンクリート枕木に比べて、耐久性や耐腐食性に優れています。

FRP樹脂枕木は、腐食や虫害の心配がなく、メンテナンスの手間がかからないのが特徴です。また、軽量で扱いやすいため、DIYにもおすすめです。



枕木の敷き方

枕木を敷く位置に穴を掘る

枕木は、庭や玄関などのアクセントとして、また、境界線や花壇の枠など、さまざまな用途で活用されています。枕木を長く持たせるためには、下地作りが大切です。

下地作りの第一歩は、枕木を置く位置に穴を掘ることです。穴を掘る際には、以下のような点に注意しましょう。



例えば、枕木の厚さが5cmの場合、穴の深さは15~20cm必要です。また、枕木を地面から5cm出すようにすると、より安定して敷くことができます。

穴を掘ったら、枕木を置く位置に砂や砕石を敷き詰めます。砂や砕石を敷くことで、枕木の下に水が溜まりにくくなり、腐食やシロアリの被害を防ぐことができます。

枕木を置く際には、水平器を使って水平になるように調整しましょう。水平にすることで、見た目が美しく、また、踏みやすいアプローチを作ることができます。

枕木を置いたら、周囲の土を盛り上げて固定します。周囲の土を盛り上げることで、枕木がずれるのを防ぐことができます。

枕木の敷き方は、以下の手順で行うことができます。

1.枕木を置きたい位置に仮置きして、枕木の大きさを確認する

2.枕木の厚さに対して3~4倍の深さで穴を掘る

3.穴に砂や砕石を敷き詰める

4.枕木を水平になるように置く

5.周囲の土を盛り上げて固定する

枕木を敷く際には、上記の手順を参考に、正しい方法で施工しましょう。


枕木はデザインや価格、特徴等幅広い種類から選ぶことが出来ます。どういうお庭や玄関周りにしたいのか具体的にイメージすることが大切です。

イメージすることで、適した素材を選びやすくなります。



ご依頼は稲田香樹園へ

大阪府八尾市にある稲田香樹園は、枕木をはじめとする造園資材の販売や工事を行う専門店です。稲田香樹園では、豊富な種類の枕木を常時取り揃えており、お客様のご要望に合わせて最適な枕木をご提案いたします。

また、稲田香樹園では、資材の販売だけでなく、施工も承っております。経験豊富なスタッフが、お客様の庭や玄関の雰囲気に合わせて、美しく耐久性のある枕木を施工いたします。